衣装選びは、俳優さん、監督さんと打ち合わせを行い、シーン毎に背景に被らないものや、その役柄に適したものを考慮して選んでいます。最も重要なことは、その衣装を選んだ「意図」を監督さんに伝えることです。そこが監督さんに伝わらないまま撮影が進行してしまうと、俳優さんが役に入り込めなかったり、リアル感が欠如してしまったりして、撮影映えしなくなってしまいます。相手が誰であろうと自分の「意図」に基づいた衣装選びを行うことがポリシーだと古賀さんは言います。
俳優さんによっては、衣装の新調を希望される方もいらっしゃいます。その際も監督さん、俳優さんの二人と打ち合わせをして製作していきます。ただし、役柄によっては新品の衣装では適さない作品もあるので、新品の衣装だから良いというわけではないのが時代劇衣装なのです。
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